前払いと先払い

ふと前払いと後払い、について気になったので、これについて書いてみようと思います。
言わずもがな、世の中にはいずれの支払方法も存在します。
先払いの代表例としては、チケット制の施設(テーマパーク等)が該当するかなと思います。先払いというと消費者側に不利な気もしますが、一律料金で、一律にサービス提供が行われる場合は先払いでも違和感ないのでしょう。また飲食店でもチケット制の店はありますが、そのほとんどが、一回の注文で済む前提のお店かと思います。大衆に向けたサービスで、顧客側の料金負担感が明確なのが特徴的かと。

一方でコンサル等のプロフェッショナルサービスは、後払いとなることが多いかと思います。前職で提供していたサービスもそうでした。
業界の慣習もあるかと思いますが、提供するサービス内容が顧客によって異なり、大衆向けというより個別的な性質上、顧客からすると前払いする動機が薄く、役務提供が完了した段階で請求、という流れに落ち着いているのかもしれません。

我々税理士のサービスはというと、提供サービスが税務書類の作成、提出だった場合、顧客側も成果物のおおよそのイメージはつきますし、同じ書類を別顧客に向けても作成するわけなので、先払いよりの性質を持ってるとも言えます。ただ、詳細内容までは税務書類が仕上がるまでわかりませんし、顧客によってもその内容は異なるため、後払いよりの性質を持っているとも言えるかと思います。

現に、税理士によっては先払いをしてもらっていると思いますし、当然後払いとしている税理士もいるかと思います。
我々サービス提供者にとっては、資金繰りの観点からも、先払いしてもらうに越したことはないと思います。そのためにも、サービス内容、料金体系の明確化、サービスの質の向上に努め、「先払いしてもらえる税理士」を目指してもいいかもしれません。

【一日一新】
町田商店

未分類

Posted by higuchi