勉強法について考える
大学受験で見出した勉強法
これまで、勉強が人生のターニングポイントとなっていたなと感じており、本日は私にそんな影響を与えた勉強について書いてみたいと思います。
はじめの勉強の壁という意味だと、高校受験時が該当するかと思いますが、当時地元の神奈川県の県立高校入試は全国トップクラスに簡単な問題が出題されると評判で(沖縄に次いで全国第2位)、普通に勉強していればそれなりにできるようになる程度の内容でした。いわゆる進学校のボーダーラインとなると、250満点のうち230点(92%)などととても高く、どちらかというと穴が無いように、ミスが無いように勉強するイメージであまりライバルと差がつくものではありませんでした。。
次の勉強の壁が大学受験になりますが、ここで勉強法を見出した実感があります。
ポイントは、「忘却曲線」と「アクティブリコール」の併用になりますが、当時はどちらもその言葉すら知りませんでした。試行錯誤の結果取り入れた手法が、結果的には理にかなったもので、その後絶大な効果を感じることとなります。
一つ目の「忘却曲線」について、人間の記憶は時間の経過とともに忘却量が増大するため、適切なタイミングで復習することで、記憶を定着させやすくする手法と理解していますが、当時通っていた予備校が対面授業ではなく、DVD視聴して進める形式のもので、とにかく講義を1周することを推奨している予備校でした。(その方針は今も変わっていないと思いますが、某衛星予備校です笑)
当時私もそれにならって急ぎ講義を1周させるのですが、その時に受講を高速で回せば復習も同様に高速で回せるなと気づき、講義を大体3日おきに受講しつつ、それぞれの復習を当日、翌日、3日後、1週間後…といった風に日数ベースでカレンダーに書き込んで、勉強スケジュールを予め確定させるという手法を取り入れました。これが結果的に忘却曲線対策になり、またその日やることがすでに決まっているため、何を勉強するかと考える時間も節約することができました。
のちに書籍で知ることになりますが、この手法が脳科学的にも効率的だということで、以降税理士試験勉強などにもこの手法を取り入れることになりました。(ただし、社会人の勉強は学生の時と違ってスケジューリングにかなり苦労しました…)
二つ目の「アクティブリコール」については、勉強した内容を思い出す作業を行うことで、効果的に記憶定着がはかれるというものでしょうか。これも大学受験時に偶然取り入れていたのですが、先述の通り講義を高速で1周すると、高3の秋ごろには受講を終えており、残りの時間をすべて復習に充てられるという状況でした。その頃にはある程度内容が定着していたため、テキストの内容をどの程度覚えているか白紙に書き出して、覚えられていないところを復習して翌週また同様の作業を行う。ということを繰り返してみました。
これが効果てきめんで、2月もするとほとんどの内容を書き出せるようになり、これも後で知ることになるわけですが、アクティブリコールがマインドマップなどと比べても非常に効果的な学習法であり、この恩恵をもろに享受できていたようです。
後者のアクティブリコールは、税理士試験の特に理論テキストの勉強に役立ちました。丸暗記が批判されることもありますが、全部覚えているというのは受験生からすると実質カンニングしているに近い状態のため、とても安心感があるものです笑
勉強法について誰かに教える機会があればぜひチャレンジしてみたいですし、自身も引き続き新たな試験に挑戦したいと思います。(今年はCFPとります)