営業方針をぶらさない

営業活動について、開業税理士という立場上、営業活動は必要になってくるもの。
ただし、これまでの営業とは別物として考える必要もありそうです。

一般的な営業活動というと、以前従事していた証券セールスもそうですが、こちらから働きかけて顧客のニーズに見合う商品やサービスを購入してもらう、もしくは顧客が認識していない(潜在的な)ニーズを掘り起こすよう働きかける活動を通じて購入してもらう、といった活動がイメージされます。つまり、売り手サイドの積極的な働きかけを伴うものであるという点が特徴的かと思います。

一方、これからの開業税理士としての営業活動というと、どちらかというと顧客から業務依頼をしてもらうための環境作りという意味合いが強そうです。税理士のような士業をプロフェッショナルな職業ととらえるならば、あるべき姿としては顧客からの依頼に応じて業務提供する姿が望ましいかなと考えており、業界では顧客(Customer)といわずに依頼人(Client)と呼ぶことが多いのは、このような背景もあるのだろうと思っています。

一般的な営業活動のようなことをしてお客様作りをしてはいけないとまでは思いませんが、下手に安請け負いをして顧客を増やし、結果しかるべきお客様にしかるべきサービス提供ができる体制を築けないようであれば本末転倒ですので、開業税理士としての営業活動はどうあるべきか、常に自問自答を続けるべきかなと感じます。

最近、税理士紹介会社にも登録し、いくつか面談に繋がる案件も出てきた中で、ふとそんなことを考えてみました。どうしてもいざ面談が近づいてくると、目先の利益に目がくらみそうになりますね笑やはり事務所の営業方針というのは、常に意識しておくべき項目だなと痛感しました。

【一日一新】
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Posted by higuchi